【イベントレポート】BLUEを振り返り、これからの「コミュニティ」について考える/JICAスタートアップハブ@QWS
2024.07.23|イベント レポート
2024年7月10日に、渋谷キューズにて月に1度のオフラインイベントを開催しました。
このイベントは、7月15日にJICAスタートアップハブがクローズするにあたり、第1部:BLUEの振り返りワークショップ、第2部:未来に向けたより良い「コミュニティ」のあり方をテーマに開催しました。海外協力隊の経験者、BLUE事務局、JICA職員のみなさんが参加し、良いディスカッションの機会となりました。
本記事では、当日の様子をお届けします。
直接交流できる「場」としての価値
第1部では、JICA BLUEで2つの柱の1つとして実行してきたJICAスタートアップハブを活用してどうだったかを共有する時間を設けました。
※もう1つは3ヶ月間の起業伴走プログラム
JICAスタートアップハブがあったことで
「今日は誰がいるかな?と楽しみにしながら来ていた」
「壁打ちや意見交換をしながら背中を押してもらえる場だった、とても勇気をもらえた」
「起業へのハードルが下がった」
「こんな場所を求めていた」
という声が上がりました。
これまで抱えていた悩みを払拭できた方も多く見受けられました。同じように何かに励んでいる仲間と意見や考えを共有できる場があることは、自身の活動を前へと進めることや、整理する上でとても貴重な後押しとなっていることがわかりました。
直接的な繋がりから生まれる化学反応
第2部では、BLUEをこれからどんなコミュニティへと発展させていくのが良いかをディスカッションしました。ファシリテーターは、日本も元気にする青年海外協力隊OB会の河内 毅氏が務めました。
「BLUEやJICA海外協力隊経験者のコミュニティがよくなるには?」
「どんな場や繋がりがあったら嬉しいか?」
をテーマに各自が感じていることを議論しました。具体的には、対面で直接出会う際に何をしている方なのかが一目でわかる仕掛けや仕組みがあると良いというアイデアや、オンライン掲示板やバーチャル空間でも会える仕掛けをつくりたいという意見が出ました。
他にも、紹介パネルをJICAの各センターに設置すること、ドミトリーや廃校した校舎の活用、さまざまな地域でJICAスタートアップハブを開設するアイデアやOV有志が集ったマルシェやセレクトショップ、MeetUPなどのアイデアも寄せられました。
JICAスタートアップハブに常駐していた相談員への感謝の言葉もいただき、運営メンバー一同大変嬉しく感じました。
イベントの最後には、ネットワーキング・交流会の時間を設けました。「これからの BLUEについて」「何が一緒にできそうか」「起業に興味がある」「キャリアについて話したい」というそれぞれの興味関心のテーマに合わせて話が盛り上がっていました。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。
あなたの想い、今こそ世界を変える力にしよう。
JICA起業支援プロジェクト「BLUE」はここからがスタートです。JICA海外協力隊経験者の皆さんの「想い」を形に変えられるよう引き続き尽力していきます。
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JICA 海外協力隊起業支援プロジェクト「BLUE」とは?
JICA海外協⼒隊起業⽀援プロジェクト「BLUE」とは、JICA海外協⼒隊員の帰国後の社会還元⽀援を⽬的とした起業⽀援事業です。帰国後に、海外協⼒隊で培った経験を活かしビジネスを通して、⽇本の地域課題を解決し地域経済を活性化することや、海外の社会課題の解決に向けた動きなどが期待されます。
1965年から現在に至るまで5万6千⼈以上(2023年12月時点)の海外協力隊員を開発途上国に派遣してきたJICAと社会起業家育成の知見を持つボーダレス、伴走支援を行う先輩起業家、企業、自治体など多くのステークホルダーと共に本事業を実施しています。