【イベントレポート】ソーシャルビジネスのイロハを学ぶ:BLUE 1Day集中講座
2024.08.13|イベント レポート
2024年8月3日に、オンラインにてソーシャルビジネスのイロハを学ぶ「1Day集中講座」を開催しました。
この講座は、JICA海外協力隊帰国後の隊員を対象に、ソーシャルビジネスの基本を学ぶ目的で実施されました。録画受講を含めて70名弱のJICA海外協力隊帰国後隊員が参加し、ソーシャルビジネスの立ち上げに必要な知識とスキルを一日で学べる機会を提供しました。
本記事では、講座の内容と受講者の声をお届けします。
ソーシャルビジネスの根幹となる「ソーシャルコンセプト」
前半では、ソーシャルビジネスの根幹となる「ソーシャルコンセプト」の作り方について学びました。これは、解決したい社会課題を明確にし、その課題に対する自分のビジョンやミッションを具体化するプロセスです。特に、3つの問いを大切にしており、実際に受講者の皆さんにも考えていただきました。
・なぜこの課題に取り組むのか
・誰のために、何を解決したいのか
・課題の本質は何なのか?
社会起業家の多くは、事業の柱に「ソーシャルコンセプト」を置いています。受講生の皆さんにも、この重要さが伝わり自分のアイデアや構想をさらに一歩深める機会となりました。
ソーシャルコンセプトを実現するための「ビジネスコンセプト」
後半では、ソーシャルコンセプトを具体的に実現するための「ビジネスコンセプト」の作り方について学びました。
具体的なソーシャルビジネスの事例を交えながら、ビジネスプランの策定方法を詳しく説明しました。受講者たちは、実際に自分のアイデアをビジネスとして形にするための具体的なステップを学びました。
集中講座は、双方向のコミュニケーションが生まれる形式で開催しました。一人で社会課題の解決に取り組むのではなく、同じ志をもつ仲間とフィードバックし合いながら事業をつくり上げていく楽しさや意義を感じていただく機会になったのではないでしょうか。
受講者の皆さんからの声
「まさか、自分が皆さんの前で発表することになるとは思わず不安でしたが、皆さんに聞いていただけて良かったです。思いを言語化することや、ターゲットを絞る必要があること、課題のヒアリングが不足していたことなど、やるべきことが明確になりました。意見を頂くことで見えてくる新たな視点というものを体験できたので、また機会があったら参加したいです。」
「協力隊の仲間が社会課題を解決したいという志を持ってチャレンジしていることに刺激を頂きました。パワーのある方々なので、このコミュニティで何か築き上げることができるのではないかと思いました。ザンビア派遣の仲間も参加していたので、タッグを組んで盛り上げて行けたらいいなと思える時間でした。ありがとうございました。」
「初めてソーシャルビジネスがどんなものなのか、どう作り上げて行くのか理解できた気がします。さまざまな分野で多様な視点を持った方々と話ができたことも楽しかったです。」
「ソーシャルビジネスという言葉は聞いたことがありましたが、具体的にどう組み立てるのかなどシート作成をしながらザンビア(派遣国)に思いを馳せて考えることができる有意義な時間でした。」
1Dayの集中講座は、JICA海外協力隊帰国後の隊員にとって、ソーシャルビジネスの基本を学ぶ貴重な機会となりました。今回の講座を通じて得た知識とスキルを活かし、参加者たちが社会課題解決に向けたビジネスを立ち上げる一助となれば幸いです。
BLUEは、今後も帰国後海外協力隊員の起業支援を継続し社会課題解決に向けた取り組みをサポートしていきます。
イベント概要
詳細はこちらからご覧いただけます。