2024年6月18日に、渋谷キューズにて月に1度のオフラインイベントを開催しました。

このイベントは、第1部：事業プラン推進ワークショップ及び交流会、第2部：自治体Meet UPの2部制で開催しました。30名以上の参加者が集い、大盛況のうちに終了しました。

本記事では、当日の様子をお届けします。

第1部：OV同士で語る「課題」や「事業」を育てていく過程の共通点

前半は、それぞれの事業や活動に対する思いや、直近で直面している課題を共有しました。取り組んでいる分野やフェーズは違っても、抱えている課題や葛藤については近しいものがあることがわかり、参加者同士で活発な意見交換が行われていました。

参加者の方からは、「1人で考えるよりも勇気をもらえた」「そんなアイデアもあるのか！という気づきをもらえた」「できることが沢山見つかりインスパイアされた」という感想をいただきました。

後半は、事業やサービスをスタートし、育てて行く過程にフォーカスしてワークショップを行いました。ほとんどの場合、立ち上げは一人で行います。その過程で必ず必要となるのが、仲間集めやファンづくりです。実体験に基づく小さな成功体験や葛藤、今だから言える失敗談をシェアしました。

SNSなどを活用したウェブマーケティングが主流の時代ですが、オフラインの発信を続けていくことも重要であるという話が上がっていました。また、施策の実行だけにとどまらず、振り返りや分析をセットで行うことの大切さも参加者同士で共有されていました。

ノウハウやアイデアを惜しみなく共有し、応援しあう関係性こそがOVならではのコミュニティだと感じる第1部でした。

第2部：強みを生かし、地域のファンをつくるには？

各自治体の発表の後、グループに分かれてワークショップを行いました。

・若者を惹きつけるためには、リソースも限られている小さな地方都市にできるものは何か、何の取り組みを優先させるべきか？（酒田市）

・特定の地域のファンを増やすために地域側はどうしたら良いか？（上川町）

・地方に住む子供たちに世界の国々を身近に感じてもらうためには（横瀬町）

立ってディスカッションをするところもあれば、付箋いっぱいにアイデアを書きこむチームもありました。中には「あまりにもいいアイデアが出たので、他の自治体さんにシェアして真似されるのが怖い」と冗談まじりに漏らす方までいらっしゃいました。

最後に、ワークショップででたアイデアの発表を行いました。自治体担当者の皆さんからは「新しいアイデアを得られて素直に嬉しい」「ぜひ現地に来てほしい」との感想をいただきました。ここから、地域へ足を運ぶきっかけとなり、新たな取り組みが生まれることを期待したいと思います。

『あなたの想い、今こそ世界を変える力にしよう。』

JICA起業支援プロジェクト「BLUE」は、JICA海外協力隊経験者の皆さんの「想い」を形に変えられるよう尽力していきます。

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JICA 海外協力隊起業支援プロジェクト「BLUE」とは？

JICA海外協⼒隊起業⽀援プロジェクト「BLUE」とは、JICA海外協⼒隊員の帰国後の社会還元⽀援を⽬的とした起業⽀援事業です。帰国後に、協⼒隊で培った経験を活かしビジネスを通して、⽇本の地域課題を解決し地域経済を活性化することや、海外の社会課題の解決に向けた動きなどが期待されます。

JICA海外協力隊経験者をはじめとし、1965年から現在に至るまで5万6千⼈以上（2023年12月時点）を派遣してきたJICAと社会起業家育成の知見を持つボーダレス、伴走支援を行う先輩起業家、企業、自治体など多くのステークホルダーと共に本事業を実施しています。

JICAスタートアップハブでは、期間中特設展示も実施しています。JICA海外協力隊を経て起業をしている10名の方々の挑戦をパネルで紹介しています。ぜひ、SHIBUYA QWSにお越しの際はご覧ください。

JICAスタートアップハブについて

JICAスタートアップハブは、「起業に興味がある！」と思った方やこれからの道の可能性を模索したい方を応援する起業支援スペースです。起業相談はじめキャリア相談も受け付けておりますので、お気軽に申し込みください。コワーキングスペースは木曜日以外、いつでも予約不要でご利用いただけます。お近くにいらした際はぜひご活用ください。